工作アイデア
恐竜が大好き
息子は恐竜が大好きで、工作でも「恐竜を作りたい!」と言い、頭の中は恐竜でいっぱいのようです。
日々語彙が増える中、特徴を良く観察して種類ごとに的確に見分けながら、恐竜の名前を正確にどんどん覚えていきました。
そんな息子の興味を特に引き立たせた本が、黒川みつひろさん作絵の「恐竜あいうえお」です。
黒川みつひろ作絵 「恐竜あいうえお」
出版社 小峰書店
発売日 2004年
この本は、黒川みつひろさんの丁寧な恐竜の絵で、あいうえお順に恐竜が解説されている、恐竜図鑑のような絵本です。
息子がまだひらがなを読めない時期に、この本をプレゼントしました。
しかし、繊細な黒川みつひろさんの絵で恐竜に親しみを持ち、真剣に絵本を見ながら「なんて名前?」「なんて書いてあるの?」と繰り返し尋ねてきました。
そして、何度も説明するうちに、ひらがながあっというまに読めるようになりました。
*恐竜好きにおすすめの工作はこちら♪
恐竜のシールと3色の折り紙
モンテッソーリ教育を実践して手先を使い始め、カラーラベルなどのシールを印に合わせてぴったり貼る作業に充分慣れてきた息子に、恐竜のシールと折り紙(3色を1枚ずつ)を用意して渡しました。
折り紙の色は、空色、若草色、青色を意図的に準備しました。なぜなら、折り紙の色で「空」 「陸」 「海」をイメージさせ、分類して貼ることに挑戦してほしかったからです。
その狙い通りに息子は「プテラノドンはお空を飛んでいる」「この恐竜の手は水の中で泳ぐ形だよ」などと言いながら、見事に的確に分類しながら貼っていきました。
そしてよく見てみると、親子のように大きい恐竜のそばに小さい恐竜が寄り添っていたりと、その貼り方に息子の意図や表現を感じたのです。
分類して貼る
分類して貼るとは?
分類して貼る作業には、意図した目的の場所に貼るためによく動く手と、しっかり観察して知性を働かせることが必要です。
知性の出発点は、まず大きく二つに「区別する」という働きです。
そしてその働きは、分けたものから同じものを「集める」、さらに集めたもの同士を「比べる」「合わせる」へと発達していきます。
分類できる環境を整えよう
子供は今までの知識や技術を土台にして難しいことに挑戦します。
シールを貼るというシンプルな作業ですが、子供が「色」「大きさ」「種類」などで分けることができる状況を作ってあげることで、より熱中して活発に知性を働かせることができます。
子供がひとつ難しい段階に挑戦できたということは、運動機能の成熟と認知構造の成熟がなされているというしるしなのです。
*以下の記事で、環境を整えるポイントについて記載しています♪