子育てブログ
お家時間が増える中、なにかと感情的に行き詰ってしまう場面があります。
今回は、ルイス・カンガス神父の言葉で「親の祈り」という詩をご紹介します。
「親の祈り」 ルイス・カンガス
神さま もっと良い私にしてください。
子どもの言うことをよく聴いてやり
心の疑問に親切に答え
子どもをよく理解する私にしてください。
理由なく子どもの心を傷つけることのないように
お助けください。
子どもの失敗を笑ったりせず
子どもの小さい間違いには目を閉じて
良いところを見させてください。
良いところを心から誉めてやり
伸ばしてやることができますように。
大人の判断や習慣で子どもをしばることのないように
子どもが自分で判断し
自分で正しく行動していけるように導く知恵をお与えください。
感情的に叱るのではなく正しく注意してやれますように。
道理にかなった希望はできるだけかなえてやり
彼らのためにならないことはやめさせることができますように。
どうか意地悪な気持ちを取り去ってください。
私がまちがったときにはきちんとあやまる勇気を与えてください。
いつも穏やかな広い心をお与えください。
子どもと一緒に成長させてください。
子どもも私も生かされて愛されていることを知り
他の人々の祝福となることができますように。
(*出典「愛と祈りで子どもは育つ」著者 渡辺和子 出版社 PHP文庫)
私は、この詩に出会い、なんだか張りつめていた心が優しくほぐされるような気持ちになりました。
日々の子育ての中で、余裕がなくなってしまう場面はたくさんあります。
ですが、それは「自分らしさを大切に育ってほしい」という親の願いが根底にあり、きっとそれがうまくいかなかったり、一時的に感情的になってしまうことでぶれてしまうのかもしれません。
子育てで大事なことは、ありのままの子供の姿を受け入れ愛すると同時に、子供の独自の世界を大切にすることです。
「子供と一緒に成長させてください」
「どうか意地悪な気持ちを取り去ってください」
「いつも広い心をお与えください」
そんな祈りの言葉が、子育てに悩む私の背中をそっとさすって後押ししてくれる気がするのです。