コラム 玩具
道をつなげて遊ぶカードゲーム
子供とのお家時間が増える中、
といった悩みが生じています。
特に「子供に頭を使う機会を与えたい」という悩みには「子供の理解力を高めたい」という本質があります。
そんな悩みから、よく手を動かし、しっかり観察して知性を働かせることによって頭を使うカードゲームにたどり着きました。
五味太郎
みちのカード つなげて遊ぼう
価格本体800円+税
そんなみんなにしっくりと馴染むカードゲームでした。
*親子で大好きな五味太郎先生の絵本も紹介しています♪
このカードゲームのカードには、
直線の道路、曲がった道路、三差路が描かれたカード
信号や橋などが描かれた特別な道が描かれたカード
障害物になるカードやそれを通過できるカード
合わせて49枚入っています。
≪ルール≫
同じ色の道をつないでいくゲーム
説明書に記載されているプレイ人数3-5人
(2人でもできました)
①決まったカード数(例えば10枚)を配る。
②残りは裏にして積む。
③順番に1番上のカードを表にして出していく。
同じ色の道のカードなら順につなげていく。
障害物のカード(例えば岩)には特殊なカード(例えば工事の人)があれば対応できます。
他にも障害物は川や怖い犬など…。
④自分の番で同じ色の道のカードや障害物に対応できるカードが出せないときは、積み上げたカードから1枚取る。
積み上げたカードでも出せない時は1回パス。
⑤早くカードがなくなった人が勝ち!
私と息子でこのゲームをやってみると、使われている道の色が3種類に限られていて、さらに目で理解しやすいデザインであるため、すぐにルールを理解することができました。
「このカードは色が違うから1回お休みだ」
「このカードは色が一緒だけどどうやって置こう」と、何度も頭を使いながら遊ぶことができました。
そして、毎回出来上がる道が違うことも楽しいポイントでした。
手と目を駆使して知性を働かせる
最近悩んでいたのは、子供の理解力の向上についてでした。
遊びのルールや大人からの指示、まわりのお友達との会話や空気…。
日常生活の中で理解力が必要な場面はたくさんあります。
そこで出会った助言が、あらかじめ予習しておくことが理解の手助けになるということでした。
心構えや頭にイメージを与えてあげることが大切であり、それが自信にも繋がるという助言をもらいました。
このカードのルールは、まず視覚で理解し、さらに手を動かして楽しく遊びながら理解を深めることができる点でとても順応しました。
モンテッソーリ教育では、手と目を駆使する活動を積み重ねることによって、自由に使いこなせる手、正確に見極めて実行できる注意力、段階性を鋭く見抜く抽象能力が着実に身に着いていきます。
そしてこれらの力が培われた子供は、4・5・6歳になって自分の身体をどう使えばよいのかの理解が早いとされています。
頭をたくさん使いながら自分でゲームを進めていくといった経験が、日常生活の一場面で繋がっていくと嬉しいです。
そして、2歳の娘は、「並べる」「つなげる」動作にはまっている時期なので、ルールはとっぱらって集中して机いっぱいに広げて遊んでいます。